雑な hinananoha

やさしいせかいをさがして三千里

YAMAHA RTX1210でv6プラス対応HGW(PR-500MI)配下でのv6プラス接続(MAP-E)に成功した話

もう夏

こんにちは皆さん、hinananohaです。

すっかり熱くなってもはや夏といっても過言ではないですね。

我が家もついに(サーバ群のために)冷房24時間稼働の時期がやってきたようです。

今のアパートのエアコンは私が来た時に新品にしてもらったおかげで設定温度28℃でもなかなか冷えるので電気代にやさしいです。

YAMAHAルータv6プラス対応

cloud.watch.impress.co.jp

今か今かと待ち続けたYAMAHAルータでのv6プラス(MAP-E)がついに正式対応となりました。v6プラス自体は自分でアドレスを手計算すれば一応使えたらしいのですが、アドレス範囲が変更になった場合再計算になるとかなんとかまあ少し不便でした。

ところがです。

v6プラス対応機能

これをよく見るとこんなことが書いてあります。

ONU直下での動作を推奨しますが、「v6プラス」に対応しておらず配下にIPv6アドレスを配布するホームゲートウェイであれば動作が可能です。「v6プラス」に対応したホームゲートウェイの配下では動作しません。

我が家の機器はPR-500MI、ばっちりv6プラスに対応したHGWです。それでもどうにかならないかと様々思考錯誤はしたのですが……

villas-windmill.blog.so-net.ne.jp

この記事の通り、うんともスントも言いませんでした。ところが、いろいろあってv6プラス対応のHGWの配下で動作する方法を見つけました。

v6プラス対応HGW配下でRTX1210でのv6プラス接続を試みる

私が行った手順は以下の通りです。

  1. v6プラスオプションをいったん解約する
  2. IPv6接続オプションも一度解約する(※解約しないとv6プラスオプションが戻せなかったため)
  3. PR-500MIを初期化する
  4. 初期化後、「初期設定」ランプがオレンジ色に点灯(=未設定状態)していることを確認し、HGWの初期設定を行う。但しこの時、パスワードのみ設定して、ISPの設定を行わない
  5. 完了、再起動後、「初期設定」ランプが消え、「登録」ランプが点灯することを確認する
  6. 設定画面に入り、「詳細設定」の「IPv6 パケットフィルタ設定 (IPoE)」を「無効」にする
  7. v6プラスオプションを再契約と同時にRTX1210にMAP-Eの設定を投入(設定内容はRAプロキシの方)
  8. しばらくして、ISP側でIPv6 IPoEの設定が完了すると「初期設定」ランプがオレンジ色に点灯するとともに「オプション」ランプが緑色に点灯(=ONU機能のみ利用可)する
  9. しばらく待つとRTX1210のMAP-Eのtunnelがupしているのが確認できる

このような感じでMAPルールが取得出来ていることが確認できます*1

# tunnel select 1
# show status tunnel
TUNNEL[1]: 
説明: nifty
  インタフェースの種類: MAP-E
  IPv6: ****:**:****:****:**:****:****:****
  トンネルインタフェースは接続されています
  開始: 2018/07/02 00:41:54
  通信時間: 2日17時間18分19秒
  受信: (IPv4) 2251499 パケット [2601399207 オクテット]
        (IPv6) 0 パケット [0 オクテット]
  送信: (IPv4) 1168271 パケット [667896650 オクテット]
        (IPv6) 0 パケット [0 オクテット]
# show nat descriptor address
NAT/IPマスカレード 動作タイプ : 2
参照NATディスクリプタ : 300, 適用インタフェース : LAN3(1)
Masqueradeテーブル
    外側アドレス: primary/192.168.0.14
    ポート範囲: 60000-64095, 49152-59999, 44096-49151   1 セッション
  -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-
      No.       内側アドレス    セッション数  ホスト毎制限数         種別
       1         192.168.2.2               1           65534         dynamic
---------------------
参照NATディスクリプタ : 1000, 適用インタフェース : TUNNEL[1](1)
Masqueradeテーブル
    外側アドレス: map-e/***.***.***.***
    ポート範囲: ****-****, ****-****, *****-*****, *****-*****, *****-*****, **
***-*****, *****-*****, *****-*****, *****-*****, *****-*****, *****-*****, ***
**-*****, *****-*****, *****-*****, *****-*****   156 セッション
  -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-
      No.       内側アドレス    セッション数  ホスト毎制限数         種別
       1     ***.***.***.***             135         65534         dynamic
       2     ***.***.***.***              11          65534         dynamic
       3     ***.***.***.***               4           65534         dynamic
       4     ***.***.***.***               2           65534         dynamic
       5     ***.***.***.***               1           65534         dynamic
       6     ***.***.***.***               1           65534         dynamic
       7     ***.***.***.***               1           65534         dynamic
       8     ***.***.***.***               1           65534         dynamic
---------------------
有効なNATディスクリプタテーブルが2個ありました

考察:どのような条件下でv6プラス対応HGW配下でも成功するか

v6プラス対応HGW配下でRTX1210等でMAP-E接続に成功させる条件は以下だと思われます。

  • 一旦「v6プラス」オプションを解約し、フレッツ・ジョイントで降ってきたソフトウェアとの接続を無効化する
  • HGWをリセットし、接続情報を削除したのちにそれを設定しない

それぞれについて見ていきます。

その1: v6プラスの解約とフレッツ・ジョイント

v6プラス対応HGWは「フレッツ・ジョイント」と呼ばれる仕組みを用いてこれを実現しています。

www.ntt-east.co.jp

どうやら前のリンクも含めて察するに、この「フレッツ・ジョイント」によってv6プラス関連ソフトウェアが入ってしまうとどうにもならなさそうということが分かります。

これはルータ部分だけの話ではなさそう、というのも、PR-500MIにはONU部分と思われる場所の背面に謎の「蓋」があり、そこを開けると内部でLANポートに上から伸びているLANケーブルが刺さっているのは皆さんご存知だと思いますが、ここから無理やりLANを引っ張って試しても成功しないためです。

通常であればルータ部分を回避しているわけですから、成功すると思うのですが……ここに関しては謎が多いです。個人的には

  • 例のソフトウェアはルータ部分だけでなくONU部分にも何らかのソフトウェア的制御が入る
  • フレッツ・ジョイントでの接続に成功するとMAPサーバへの接続が当該ソフトウェアからのみの取得以外は受け付けなくなる

あたりが理由かと推察しております。

特に後者については、v6プラス申し込み時に@niftyから送られてくるメールからもその可能性を示唆しております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ご利用までの流れ(v6プラス単体でお申し込みいただいたお客様)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《1:v6プラスご利用可否の確認》
  (中略)

《2:v6プラス開通のご連絡》
 v6プラスご利用開始通知メールが届きましたら、ご利用可能となります。

 [▼](※)v6プラス対象コース、詳細は以下よりご確認ください。
 http://csoption.nifty.com/ipv6/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ v6プラス対応ブロードバンドルーターでのv6プラスお申し込みについて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 お客様ご自身で用意されたv6プラス対応ブロードバンドルーターでv6プラス
 をお申し込みいただいた場合、手続きが完了しますと「IPv6接続オプション」
 のご利用開始メールが送信されます。メールを受信されましたら、ブロード
 バンドルーターの設定をv6プラスに変更して接続を行ってください。

  [▼]サポートページ
   https://faq.nifty.com/app/answers/detail/a_id/21282/

実際、最初にv6プラスを契約したとき(=フレッツ・ジョイントで降ってきたとき)は「v6プラスご利用開始通知」が、そして今回は「IPv6接続オプション ご利用開始通知」が届きました。

これらからも、「フレッツ・ジョイントでv6プラスが有効化された場合」とそれ以外で挙動が異なる可能性は十分にあると思われます。

そのため、例えフレッツ・ジョイントの設定で停止したとしても配下の端末でMAP-EのMAPサーバへの接続ができないのでは、と思います。

その2:HGWのリセットと接続情報未設定

その1でフレッツ・ジョイントで降ってきたv6プラス関連ソフトウェアとの紐づけは解除されたのですが、再契約時にどのような挙動をするかわからないため、リセットは必要かと思われます。

但し、重要なのはそこよりも「HGWに接続情報を設定しないこと」です。

どうやらフレッツ・ジョイントでのHGWへのソフトウェアの流し込みにはIPv4 PPPoE接続によるISPとの接続が最初に必要なようです。

そのため、ここでHGWに接続情報を設定しないことでそもそもフレッツ・ジョイントのソフトウェアが入らないようにすることができるのではないかと思われます。

まとめ

というわけで、

v6プラス対応HGW配下でRTX1210等でv6プラス接続を行うには

  1. 一旦v6プラスを解約して
  2. HGWをリセット
  3. HGWには接続情報を投入せず
  4. そして再度v6プラスを再契約してHGWとのMAPサーバ接続争奪戦に勝つ

という結果が出ました。

情報募集中

もし試してみて「この作業は不要だった」若しくは「この作業も重要っぽい」、また様々に詳しい方からの「おそらく理由はこれだろう」などの情報がございましたらTwitterなりコメントなりで情報をください。

よろしくお願いいたします。

最後に:コミケに出ます

最後に宣伝をば。コミケ初サークル参加です🎉🎉🎉🎉*2

現在「大規模即売会における共同購入補助サービス」として Funnel Advisor というサービスを開発中です。

実は2年前くらいから身内向けに作ってたのですが、各所から評判が良かったので今年の冬のオープンβを目指して現在頑張っております。

それに関する解説本や与太話などをする本を出そうかなと思っておりますので、ご興味がございましたら是非1日目 西も-39bまでお越しください。

また直前になったら記事を書きます。……多分。

*1:NATディスクリプタ300はバックアップ回線の物です

*2:要出典